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『オクトポリス -プロローグ-』 [映画]

映画『オクトポリス -プロローグ-』
 平日に東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第十四期生修了制作展GEIDAI ANIMATION 14 JUICYとして上映されていたので観賞した。とある惑星を舞台にしたアニメーション映画。
 ストーリーは、主人公がエイリアンが畑の世話をするという内容。しかし、惑星には巨大な吸盤を持った触手が攻めて来る。
 山元南穂監督の映画は初めての観賞。主人公のキャラクターデザインが植物的な印象。頭部から生えている太い触角のような器官が、特に植物的な印象だった。このコンテンツのプロローグという設定が先々のストーリーの拡張性を連想させる演出になっていた。
 第二次世界大戦中にアメリカで制作された日本軍の亜細亜勢力拡大説明映像に蛸のアニメーションが使われていたことを思い起こした。日本軍が蛸で表現され、勢力拡大が蛸の吸盤の拡張で説明されているコンテンツだった。

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『黴』 [映画]

映画『黴』
 平日に東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第十四期生修了制作展GEIDAI ANIMATION 14 JUICYとして上映されていたので観賞した。ピンク色の塊を扱ったアニメーション映画。
 ストーリーは、主人公が母親の死と対峙するという内容。主人公は母親の死に直面した精神的な痛みを、肉体的な接触で取り除きたい感覚を覚える。
 施聖雪監督の映画は初めての観賞。肉体的な接触をピンク色の二つの塊で表現している様が印象的だった。塊の色が肌色では無く、赤くもなく、火照った肌を連想させるようなピンク色で表現されている映像が心地よかった。アメリカンフットボールの試合で高体重の選手との体当たりで充実感を得たことを思い出した。

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『ceiling of blue』 [映画]

映画『ceiling of blue』
 平日に東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第十四期生修了制作展GEIDAI ANIMATION 14 JUICYとして上映されていたので観賞した。ある部屋を舞台にしたアニメーション映画。
 ストーリーは、ある子どもが就寝するという内容。主人公はベッドに横たわり寝ようとするがなつけない。
 amami監督の映画は初めての観賞。就寝前の暗くした部屋の様子が上手に映像化されていた。主人公の部屋の壁紙が、自然に抱かれる眠りを印象付けているように思えた。

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『But Fire is Fickle』 [映画]

映画『But Fire is Fickle』
 平日に東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第十四期生修了制作展GEIDAI ANIMATION 14 JUICYとして上映されていたので観賞した。少女と炎を舞台にしたアニメーション映画。
 ストーリーは、ある女の子が炎と過ごすという内容。主人公は間近に現れた炎を手のひらに取る。主人公は炎の熱量を肌で感じ取り、空間を共有する。
 エイズリン・チャンドラー監督の映画は初めての観賞。オレンジと紅のグラデーションのような炎が印象的だった。炎との絆に吸い込まれるような気持ちのありようが、隔絶された空間を作り出すようなイメージだった。子どもの頃の、竈や五右衛門風呂の炎の動きに魅了されたことを思い出した。

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『ただ、ただ、痒い』 [映画]

映画『ただ、ただ、痒い』
 平日に東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第十四期生修了制作展GEIDAI ANIMATION 14 JUICYとして上映されていたので観賞した。ある星を舞台にしたアニメーション映画。
 ストーリーは、ある星が痒がるという内容。ある星に痒みが発生する。星はメタルのような爪の手で痒い個所を掻く。
 関悦心監督の映画は初めての観賞。血の気の薄い手が星の表面の荒れを表現しているような印象だった。細い槍ののような指とその先のメタル金属のような爪が、掻く動作の感覚を伝えてくるようだった。

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『愛情★ぼし』 [映画]

映画『愛情★ぼし』
 平日に東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第十四期生修了制作展GEIDAI ANIMATION 14 JUICYとして上映されていたので観賞した。海辺を舞台にしたアニメーション映画。
 ストーリーは、擬人化された星が海に恋をするという内容。
 李姿婷監督の映画は初めての観賞。星が海に片思いするエピソードがロマンチックに演出されていた。漆黒色の空に煌めく星が恋愛感情の強さを表現しているような印象を覚えた。縁線の太く濃い海辺の絵が童話画のようで、純粋な恋愛譚の感想を持てた。

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『フットボールアニマル』 [映画]

映画『フットボールアニマル』
 平日に東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第十四期生修了制作展GEIDAI ANIMATION 14 JUICYとして上映されていたので観賞した。サッカー場を舞台にしたアニメーション映画。
 ストーリーは、擬人化された動物のサッカーチームが試合をするという内容。「RED ANIMALS」チームは残り少ない試合時間を使ってオフェンスを展開する。「BLUE BEASTS」は速い相手オフェンスにリアクションしディフェンスを展開する。
 長坂康平監督の映画は初めての観賞。シンプルな背景のアニメーションが擬人化された動物のサッカー選手たちの動きを際立てさせる演出になっていた。色々な動物が擬人化され、スポーツ選手それぞれの持ち味の違いを表現しているように思えた。アメリカンフットボールのゴールラインプレーを連想させるシチュエーションだった。

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『ペットボトル虫』 [映画]

映画『ペットボトル虫』
 平日に東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第十四期生修了制作展GEIDAI ANIMATION 14 JUICYとして上映されていたので観賞した。薄暗いペットショップ街を舞台にしたアニメーション映画。
 ストーリーは、ある女の子がペットショップ街を散策するという内容。ペットたちは水槽に飼われたり、棚に山積みされたりしながら展示されていた。
 高玉馨監督の映画は初めての観賞。眼が歩かないかわからないような異形のペットたちの展示が不安定な印象で演出されていた。店番のキャラクターもゲームに登場するモンスターのようなイメージで描かれていた。

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『ピロピロプゥ』 [映画]

映画『ピロピロプゥ』
 平日に東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第十四期生修了制作展GEIDAI ANIMATION 14 JUICYとして上映されていたので観賞した。二匹の動物の日常を舞台にしたにしたアニメーション映画。
 ストーリーは、不思議な動物“ちぴ”と“ぷぅ”が自室、喫茶店、野原などで楽しく過ごすという内容。“ちぴ”と“ぷぅ”はアグレッシブに二匹で会話して面白がる。
 監督は『エンタメストラック』の松本伊代監督。アニメーションと実写を上手く組み合わせた自由な演出が、主人公“ちぴ”と“ぷぅ”の奔放な日常の過ごし方に上手くマッチしていた。絵、人形、手袋人形、羽子板などバリエーション豊かな主人公キャラクター表現も、映像の変化の演出として楽しめた。

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関連映画『エンタメストラック』観賞の感想

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『隧道漫歩』 [映画]

映画『隧道漫歩』
 平日に東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第十四期生修了制作展GEIDAI ANIMATION 14 JUICYとして上映されていたので観賞した。水彩画を送り描きしたのようなアニメーション映画。
 ストーリーは、ある人物が山間部のトンネルを歩くという内容。トンネル周辺のイメージが簡易化され記憶の中で変化して行く。
 李澤昊監督の映画は初めての観賞。トンネルや山間部のイメージが青写真(サイアノタイプ)で動きを実現した印象。鳥か風の塊か何かのイメージが、青写真の偶然的なぼかしでアニメーション演出されているようだった。

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