『無用庵隠居修行１』

映画『無用庵隠居修行１』
　平日の夜新作放送特別企画時代劇スペシャルとして放映されていたので観賞した。江戸を舞台にした時代劇映画。
　ストーリーは、水谷豊扮する主人公の直参旗本“日向半兵衛”が江戸城を警備する大番士を勤めるという内容。主人公は自宅を「無用庵」と称し隠居暮らしを志す。
　江戸幕府は“田沼意次”の時代から“松平定信”の時代に移り、寛政の改革が実施される。寛政の改革で不利益を被った武士が浪人となり、辻斬りを行っていた。主人公は浪人を利用し治安を悪化させ“松平定信”失脚を目論む一派の調査を行う。
　監督は『はぐれ刑事純情派』の吉川一義監督。人参の専売廃止政策によって儲からなくなったグループの治安悪化活動が悪辣に演出されていた。薬種問屋“高麗屋”役の渡辺哲の悪漢ぶりの演技が良かった。



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